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ウィルスに負けない体づくりを
国内にウィルスが入ってきた時期が日本よりも
遅い欧米の方が感染の拡大、重症化が深刻なのは
なぜでしょうか?
その理由の一つに、日本人には入浴の習慣があるから
という説があります。
基礎体温が高い人とそうでない人とではウィルスへの感染
のしやすさ、重症化のリスクも違います。
筋肉質で代謝の良い人ほどウィルスに強いです。
反対に筋肉量の少ない、代謝の衰えた高齢者は
重症化しやすいわけです。
お風呂は体温も代謝も上げます
感染予防のために入浴することは有効と考えられます。
その他に、重症化のリスクとしては
「高齢であること」、「基礎疾患の有無」が言われていますが
基礎疾患のない若年者の重症化・死亡も報告されています。
反面、無症状、無自覚で済んでしまう人もいるようです。
何が重症化と無症状の明暗を分けるのでしょうか。
歯科の立場から挙げられるポイントは
@鼻呼吸の徹底
A十分な栄養摂取
B規則的な睡眠
大きくこの3つだと思います。
そもそも人間はウィルスにやられっぱなしではなく、
それに対抗する力を持っています。その「免疫力」を有効に
発揮させるにはまずは「鼻呼吸」に徹すること。
鼻の奥には粘膜があり、粘液でウィルスをからめとり、
処理します。その際にウィルスの特徴を学習し免疫の中枢で
「抗体」を作り出します。この反応が早ければ早いほど体内で
のウィルス増殖に対して免疫が優勢に働いてくれます。
反対に「口呼吸」はダイレクトに吸気(ウィルス)が肺に運ばれます。
肺でも増殖できる新型コロナに対して、「鼻呼吸」する人と
「口呼吸」する人、文字通り運命を分けることになると思います。
ちなみにマスク、マスクと騒がれますが、マスクをしてもその下では
「口呼吸」、なんてことになってませんか?
マスクの息苦しさが返って「口呼吸」を誘発することもあります。
なので「マスク」+「鼻呼吸」だよ!ってことを
特にお子さんなんかには診療でよくお話ししています。
次に「抗体」のおはなしです。
「抗体」を作り出すには材料が必要です。
それが「タンパク質」や「ビタミン」、「ミネラル」などです。
現代人は米やパン、麺類といった炭水化物が中心で、
タンパクやミネラル、ビタミンが不足しがちな食環境にあります。
栄養の偏り、糖質のとり過ぎなどないか見直してみるのが良い
かもしれません。食事でとりきれない栄養素はこの際、ビタミン剤
やサプリで補うのも手です。
(サプリは取り過ぎには注意が必要です)
詳しいお話が聞きたい方は、またドクターにお声かけください。
また「免疫力」は「睡眠不足」や「ストレス」で弱まることが
わかっています。
(歯科でも「睡眠不足・不規則」は如実に口の中に表れます。老化が早いです。)
その「ストレス」も睡眠で解消されることを考えたら「規則的」で
「十分」な「睡眠」これは本当に大切です。
また、『不要不急の外出自粛』と、言われておりますが
日光は浴びるように心がけてください。
これには大きく4つの理由があります。
@コロナウィルスは日光に弱い
A日光を浴びないと免疫の要であるビタミンDが活性化しない
B日光を浴びて起床することで体内時計、良質な睡眠のリズムが形成される
C日光浴はストレスを解消してくれる
外出は控えても、日にはあたっていただく方が良いと思います。
最後に
新型コロナに対する「ワクチン」の開発が期待されるところですが
早くても年明けの1月に出回る見込みとニュースで言っていました。
今の世界での感染拡大のスピードに対して、あまりにも先が長い・・
というのが私の思いです。
そもそも大量に増殖して遺伝子変異を繰り返すウィルスに対して
「ワクチン」がどれだけ有効打となるのか不透明な部分もあります。
待っている間に何か起こってもいけません。
ここは私たち自身の潜在能力を大いに引き出し、頼るべきと思います。
不安に煽られる前に、まず出来ることがあります。
前向きに。
まずは自分の生活習慣を見直してみるのが良いかもしれませんね。
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