お家で出来る感染予防・重症化予防   
    

今、私たちは未知のウィルスの脅威にさらされています。
感染しないように「手洗い」「うがい」「マスクの着用」への
意識が高まり、「不要不急の外出を控える」こともテレビで
訴えております。

これらの感染対策は公衆衛生的に大切な項目です。

しかしながら、私たちが対峙しているものは新型のウィルスです。
これに対する抗体を持ち合わせていない私たちは、ウィルスに
さらされた場合、「容易に感染する」という認識を持っていた方が
良いと思います。

同時に夏のオリンピックの1年延期の決定からも
専門家の方々の見解は、インフルエンザウィルスとは違い
気候が温暖になってからも新型コロナの流行は収まらない
可能性がある、つまり、戦いは長期化する可能性があることも
想定しておいた方が良さそうです。

こうしたことを背景に、この世界的なウィルスの流行を
自分が感染せずに乗り切ることが出来るだろうか?
と考えたときに、それが容易なことではないと、そのように
想像がつきます。

そこで、次に大切になってくるのは
「感染しても重症化しないこと」
なのではないでしょうか。


以下は、当院で病院スタッフと院内研修を通して確認した
「新型コロナウィルス」の感染・重症化対策の内容です。
みなさんも参考にしてみてください。


         ウィルスに負けない体づくりを 

国内にウィルスが入ってきた時期が日本よりも
遅い欧米の方が感染の拡大、重症化が深刻なのは
なぜでしょうか?

その理由の一つに、日本人には入浴の習慣があるから
という説があります。
基礎体温が高い人とそうでない人とではウィルスへの感染
のしやすさ、重症化のリスクも違います。
筋肉質で代謝の良い人ほどウィルスに強いです。
反対に筋肉量の少ない、代謝の衰えた高齢者は
重症化しやすいわけです。
お風呂は体温も代謝も上げます
感染予防のために入浴することは有効と考えられます。

その他に、重症化のリスクとしては
「高齢であること」、「基礎疾患の有無」が言われていますが
基礎疾患のない若年者の重症化・死亡も報告されています。
反面、無症状、無自覚で済んでしまう人もいるようです。
何が重症化と無症状の明暗を分けるのでしょうか。

歯科の立場から挙げられるポイントは

@鼻呼吸の徹底
A十分な栄養摂取
B規則的な睡眠


大きくこの3つだと思います。

そもそも人間はウィルスにやられっぱなしではなく、
それに対抗する力を持っています。その「免疫力」を有効に
発揮させるにはまずは「鼻呼吸」に徹すること。
鼻の奥には粘膜があり、粘液でウィルスをからめとり、
処理します。その際にウィルスの特徴を学習し免疫の中枢で
「抗体」を作り出します。この反応が早ければ早いほど体内で
のウィルス増殖に対して免疫が優勢に働いてくれます。

反対に「口呼吸」はダイレクトに吸気(ウィルス)が肺に運ばれます。
肺でも増殖できる新型コロナに対して、「鼻呼吸」する人と
「口呼吸」する人、文字通り運命を分けることになると思います。
ちなみにマスク、マスクと騒がれますが、マスクをしてもその下では
「口呼吸」、なんてことになってませんか?

マスクの息苦しさが返って「口呼吸」を誘発することもあります。
なので「マスク」+「鼻呼吸」だよ!ってことを
特にお子さんなんかには診療でよくお話ししています。

次に「抗体」のおはなしです。

「抗体」を作り出すには材料が必要です。
それが「タンパク質」や「ビタミン」、「ミネラル」などです。
現代人は米やパン、麺類といった炭水化物が中心で、
タンパクやミネラル、ビタミンが不足しがちな食環境にあります。
栄養の偏り、糖質のとり過ぎなどないか見直してみるのが良い
かもしれません。食事でとりきれない栄養素はこの際、ビタミン剤
やサプリで補うのも手です。
(サプリは取り過ぎには注意が必要です)
詳しいお話が聞きたい方は、またドクターにお声かけください。


また「免疫力」は「睡眠不足」や「ストレス」で弱まることが
わかっています。
(歯科でも「睡眠不足・不規則」は如実に口の中に表れます。老化が早いです。)
その「ストレス」も睡眠で解消されることを考えたら「規則的」で
「十分」な「睡眠」これは本当に大切です。

また、『不要不急の外出自粛』と、言われておりますが
日光は浴びるように心がけてください。
これには大きく4つの理由があります。

@コロナウィルスは日光に弱い
A日光を浴びないと免疫の要であるビタミンDが活性化しない
B日光を浴びて起床することで体内時計、良質な睡眠のリズムが形成される
C日光浴はストレスを解消してくれる

外出は控えても、日にはあたっていただく方が良いと思います。


最後に

新型コロナに対する「ワクチン」の開発が期待されるところですが
早くても年明けの1月に出回る見込みとニュースで言っていました。
今の世界での感染拡大のスピードに対して、あまりにも先が長い・・
というのが私の思いです。

そもそも大量に増殖して遺伝子変異を繰り返すウィルスに対して
「ワクチン」がどれだけ有効打となるのか不透明な部分もあります。

待っている間に何か起こってもいけません。
ここは私たち自身の潜在能力を大いに引き出し、頼るべきと思います。
不安に煽られる前に、まず出来ることがあります。

前向きに。
まずは自分の生活習慣を見直してみるのが良いかもしれませんね。



    

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